法人概要

沿革

食品薬品安全センターは財団法人として1970年に設立され、2013年に一般財団法人へ移行しました。秦野研究所は、日本自転車振興会(現(財)JKA)の補助を受けて秦野研究所が建設され1975年に完成しました。 開設当初は、試験研究体制を整えるとともに実績を積みかさね、医薬品の安全性試験を主とする試験の受託を開始し、次第に事業を拡充してきました。また厚生省から「食品添加物等の変異原性試験法に関する研究」の課題を受け、 各種の変異原性試験を実用化しました。
1980年、Good Laboratory Practice (GLP) 体制に入り多数の試験を実施しています。
食品の安全性試験については、最初食品衛生検査機関の厚生大臣指定を受け、また水質検査機関、簡易専用水道検査機関の指定を受け、 それらの検査業務も日常的に行ってきましたが。近年行政上の必要から、全国の食品衛生検査機関の外部精度管理調査を行う機関に指名され、調査に当たっています。
各種の公的な研究調査事業にも研究・技術の立場から参加してきました。1980年から厚生省特定疾患(スモン)調査研究班に参加して神経毒性の研究を行い、1984年から厚生省対がん10か年事業の一環としての JCRB 細胞バンク業務を担当し、培養細胞の品質確保とともにそれを利用した各種の試験方法の確立を、 また、1988年から厚生科学研究費「毒性等試験法の改良・開発」の課題で新しい試験法の検討を行いました。
この研究の途上で諸外国の研究組織との交流を活発に行い、経済協力開発機構 (OECD) における化学物質試験法ガイドラインに関する国際的な協議にも関与して行政に協力する役目を果たしてきました。 また、OECDにおいて実施している既存化学物質安全性点検事業による毒性試験を担当しています。
最近は、内分泌攪乱物質の問題が起こってきたことに伴い、種々の問題物質の試験を実施し、またその影響の評価法に関する基礎研究を行っています。

略年表
1970年 厚生大臣より、財団法人食品薬品安全センター設立認可
1975年 秦野研究所新設・始業
1976年別棟第1動物舎完成(イヌ、ハムスターなど)
1980年 GLP体制による所内諸規定作成、厚生省特定疾患(スモン)調査研究事業参加
1981年別棟第2動物舎(ウサギ)完成
1983年 GLP体制を整備、厚生省主催GLP 査察担当官研修会に協力
1984年 別棟第3動物舎(モルモット)完成
厚生省対ガン10カ年戦略によるJCRB細胞バンク事業に参加
1986年 国際協力事業団(JICA)によるフイリピン食品医薬品検定センター設立事業に参加し技術協力
1987年 新館研究棟完成、培養細胞を用いる実験施設の充実、およびイヌ飼育施設の充実、サル飼育施設の新設
1991年厚生省OECD既存化学物質安全性点検事業による試験を開始
日本動物実験代替法学会大会主催(大会長・小野宏)
1997年厚生省より食品衛生外部精度管理調査業務実施機関の指定
1998年日本環境変異原学会大会主催(大会長・渋谷徹)
2000年JICAによる中華人民共和国医薬品安全性評価センターに参加、技術協力
2005年秦野研究所開所30周年記念式
日本動物実験代替法学会大会主催(大会長・田中憲穂)
2013年一般財団法人へ移行